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コレステロールを下げる栄養素
食品に含まれている栄養素の中には血液中のコレステロール値を下げるのに有効なものが存在します。まずはこれらの栄養素を知ることが大事です。そして、これらの栄養素がたくさん含まれている食品を意識して食べることによって、コレステロール値の改善に効果を発揮することになるのです。
【食物繊維】食物繊維には、水溶性のものと不溶性のものがありますが、このうち水溶性の食物繊維がコレステロール値を改善するのには有効です。水溶性食物繊維は、腸の中でコレステロールを包み込んで排泄を促す働きがあります。水溶性食物繊維の中でも、特にコレステロール値の改善に有効とされているのは、こんぶやわかめなどの海藻に多く含まれるアルギニン、オクラや山芋などに含まれているムチン、リンゴや柑橘類など果物の皮に多く含まれるペクチンやこんにゃくに含まれるグルコマンナンなどです。
【レシチン】大豆に多く含まれているリン脂質と呼ばれる脂質です。コレステロールを分解してくれる乳化作用があり、血管壁に沈着したコレステロールを取り除いてくれます。善玉コレステロールを増やす働きも併せ持っています。中性脂肪の排泄を促進する働きもあり、サラサラの血液にしてくれる効果があります。このほか、レシチンの働きによって記憶力が高まることから、認知症の予防にも役立っています。大豆のほかには、卵黄にも多く含まれています。
コレステロールを制限する食事